コールテン鋼は合金鋼の一種で、数年間屋外にさらされると表面に比較的緻密な錆層が形成されるため、保護塗装は必要ありません。ほとんどの低合金鋼は、水や空気中の湿気にさらされると、時間の経過とともに錆びたり腐食したりする傾向があります。この錆層は多孔質になり、金属表面から剥がれ落ちます。他の低合金鋼が経験する腐食に対して耐性があります。
コールテン鋼は、金属表面に暗褐色の酸化コーティングを形成することにより、雨、雪、氷、霧、その他の気象条件による腐食の影響に耐えます。コルテン鋼は、リン、銅、クロム、ニッケル、モリブデンが添加された鋼の一種です。これらの合金は、耐候性鋼の表面に保護層を形成することにより、耐候性鋼の耐大気腐食性を向上させます。
コルテン鋼は完全に錆びにくいわけではありませんが、経年劣化すると高い耐食性（炭素鋼の約2倍）を発揮します。耐候性鋼の多くの用途では、通常、自然環境に 6 ～ 10 年間さらされると (暴露の程度に応じて) 保護錆層が自然に形成されます。錆層の保護能力が発揮されるまで腐食速度は遅くならず、初期のフラッシュ錆はそれ自体の表面および近隣の他の表面を汚染します。
